ウイスキーと言っても様々な種類があり、
飲み方によって自分好みに楽しむことが出来ます。
ウイスキーには美味しい飲み方があります。
ハイボールや水割りなど自分に合ったアルコール度数を調整する事で、
お酒が強くない方でも楽しむことが出来ます。
ウイスキーを飲んだことがない方や
飲んでみたいと思っている方は、
どのような種類や飲み方があるのか気になると思います。
そこで今回は
・ウイスキーって何?
・ウイスキーの種類
・ウイスキーの割り方9選
・ウイスキーの飲み方
・ウイスキーの銘柄と選び方
・よくある質問
について紹介します。
ウイスキーって何?
ウイスキーって何?
お酒は「醸造酒」「蒸留酒」「混成酒」の
3つに分類され、
ウイスキーはこの中の
「蒸留酒」になります。
1.種類の分類
酒類の分類 |
主なお酒の種類 |
特徴 |
醸造酒 |
ビール、ワイン、日本酒など | 果物や穀物を糖化させ、
酸素や酵母の働きで発酵させたものです。 |
蒸留酒 |
ウイスキー、ブランデー、ジン、
ウオッカ、ラム、テキーラ、 焼酎、泡盛など |
果物や穀物を醸造酒造りと同様にアルコールを発酵させた後、
更に蒸留して造る酒です。 |
混成酒 |
リキュール、梅酒、みりん、薬酒など | 醸造酒や蒸留酒に植物の種や果実、果皮などを漬け込み、
フレーバーや糖分を加えた酒です。 |
2.ウイスキーってどんなお酒?
ウイスキーは、大麦・ライ麦・小麦・オート麦・トウモロコシなどの穀物を原料とし、
「糖化➜発酵➜蒸留」
の工程を経て得られた原酒を
木樽に入れて寝かせて造っています。
木樽で寝かせるのが大きな特徴です。
3.ウイスキーはどんな味?
ウイスキーは「燻製されたような木の香り」がします。
アルコール度数は40度を超えるものが殆どで、キツイお酒となります。
「燻製されたような木の香り」と「アルコールの苦み」がするお酒です。
4.ウイスキーとブランデーの違い
大きな違いは原材料です。
・ウイスキー:大麦などの穀物が原料
・ブランデー:主に白ブドウが原料
ウイスキーの種類
一概にウイスキーと言っても、
原材料や産地でも種類があります。
1.原材料で分けるウイスキーの種類
ウイスキー種類 |
主原料 |
解説 |
モルト ウイスキー |
大麦麦芽 | 大麦を発芽させた大麦麦芽をモルトといいます。
このモルトを100%使用して作られたウイスキーがモルトウイスキーです。 |
グレーン ウイスキー |
トウモロコシ、ライ麦、小麦など | トウモロコシ、ライ麦、小麦を主原料とし、
酵素としてモルトを加え製造したものが グレーンウイスキーです。 |
ブレンデッド ウイスキー |
モルトウイスキー、グレーンウイスキー | モルトウイスキーとグレーンウイスキーをブレンドさせ、
味を調整して作られたウイスキーです。 |
ライ ウイスキー |
ライ麦 | ライ麦を主原料としたウイスキーです。
ライ麦由来のかすかな苦みが特徴です。 |
コーン ウイスキー |
トウモロコシ | 原料の80%以上がトウモロコシで、
アルコール度数が80度以下で蒸留したものです。 |
2.産地で異なるウイスキーの種類
ウイスキー種類 |
産地 |
解説 |
スコッチ ウイスキー |
スコットランド |
ピート由来のスモーキーフレーバーが魅力で、
ウイスキーの香りが一番分かりやすくなるトゥワイスアップがオススメです。 |
アイリッシュ ウイスキー |
アイルランド |
軽い口当たりと滑らかな味わいでコーヒーと相性がいいウイスキーです。
生クリームを上に乗せたアイリッシュコーヒーがオススメです。 |
アメリカン ウイスキー |
アメリカ |
トウモロコシ由来の甘い香りと樽香の芳醇な香りが炭酸水とマッチします。
ハイボールで飲むのがオススメです。 |
カナディアン ウイスキー |
カナダ |
ライトでまろやかな飲み心地が魅力で
カクテルベースにするのがオススメです。 |
ジャパニーズ ウイスキー |
日本 |
スモーキーフレーバーを抑えて飲みやすく造られています。
水割りにすると、飲み口がまろやかになります。 |
どれが美味しいかは、個人差があります。
色々なウイスキーを試してみて
自分に合ったウイスキーを探してみるのも面白いものです。
ウイスキーの割り方9選
ウイスキーの飲み方は大きく分けて9つあると言われています。
ここでは9つの飲み方を詳しく紹介していきます。
①ストレート
ストレートは、ウイスキーに何も加えずに飲む方法です。
上級者の方は
「ウイスキーを美味しく飲む方法」として
楽しんでいる様です。
基本的に40度以上あるお酒なので、
舐める程度の量をゆっくりと飲むのがポイントです。
②ハイボール
ハイボールは、
「蒸留酒やリキュールを何かで割った物の全般」のことです。
日本ではソーダで割ったものが一般的です。
氷の入れたグラスにウイスキー適量とソーダ水を注ぐだけで
手軽に楽しめるお酒になります。
お好みで
レモンを絞ったりレモンカットを入れると
スッキリして更に飲みやすくなります。
③水割り
ウイスキーを水で割って飲む方法です。
この飲み方は日本独自のスタイルです。
日本人は欧米人と違いアルコール消化がしにくいことと、
水が軟水で割りやすいという理由が考えられます。
水の量でアルコール度数を調整でき、
初心者の方でも楽しめます。
④トワイスアップ
トワイスアップは、ブレンデッドウイスキーの配合を決める、
ブレンダーという人たちが
味をチェックする時の飲み方です。
グラスにウイスキーを常温の水と1:1で入れるだけです。
まろやかな味が楽しめます。
ストレートはキツイけど、
水割りだと物足りないという方にはオススメです。
⑤ロック
ロックは、ロックグラスに氷を入れてウイスキーを注ぐだけです。
最初はストレートに近く、
氷が溶けることによって
徐々に水割りに近くなっていくので、
味の変化を楽しむことが出来ます。
⑥ハーフロック
ロックに最初からウイスキーと同量の水を注ぐ飲み方です。
トワイスアップに似た楽しみ方が出来ます。
⑦ミスト
ミストは、クラッシュアイスと言われる
砕いた氷をグラスに敷き詰め、
ウイスキーを注ぐスタイルです。
グラスの表面に水滴が広がり、
霧のように見えるのでこう呼ばれています。
キンキンに冷えつつ、
適度に度数が低くなるので
夏向けの飲み方となっています。
⑧ウイスキーフロート
注ぎ方を工夫することで
水とウイスキーの境界線を見た目で楽しむ飲み方です。
氷を入れたグラスの7分目まで水を注ぎ、
マドラーでウイスキーをゆっくりと注げば完成です。
飲むたびに香りや味、
見た目が変化するお洒落な飲み方です。
⑨ホットウイスキー
ホットウイスキーは、暖かいウイスキーを楽しむ飲み方です。
前もって温めておいたグラスに
ウイスキーを1/3~1/4ほど注ぎ、
ウイスキーの2倍~3倍ほどのお湯を注ぎまぜれば完成です。
水割りとは違う味わいで、
冬にオススメの飲み方です。
ウイスキーの飲み方
先程、飲み方の種類を9つ紹介しましたが、
飲み方によって様々な楽しみ方が出来ます。
ここでは、飲み方について紹介します。
1.一番美味しい飲み方
ウイスキー本来の味わいをじっくり楽しむには
「ストレート」がオススメです。
グラスに何も入れず、
ウイスキーそのものの香りや味を楽しめる飲み方です。
ウイスキーの種類によって
風味や味わいを感じられるのも特徴です。
2.家飲み方
家飲みで一般的なのが
「ハイボール」「水割り」です。
翌日の仕事や行事などに影響がないように、
ある程度アルコール度数を下げて飲む方が多いようです。
中には「ストレート」を楽しむ方もいます。
季節に応じて
「ホット」「アイス」と
分けて飲む方が多いです。
3.女性向け飲み方
女性は比較的甘いお酒を好む方が多いです。
ウイスキーの甘い飲み方は?
女性向けの見方を4つ紹介します。
①牛乳割り
牛乳のソフトな舌触りと
ウイスキーの芳醇な香りがマッチしています。
特に冬場に飲まれることが多く、
アルコールの作用とミルクの温かさで
体を芯まで温めてくれます。
②紅茶割り
紅茶の香りとウイスキーの香りの融合を楽しむことが出来ます。
紅茶の香りは体の疲れを癒してくれる効果が期待できます。
紅茶割りでストレスフリーの生活が送れるようになるかもしれません。
ストレスが無くなると
美容増進につながる効果が期待できます。
③アイリッシュコーヒー
コーヒーの味わいを殺すことなくウイスキーの味が融合するので、
深い味わいを楽しむことが出来ます。
ウイスキーは銘柄ごとに味わいや香りが異なるので
自分好みのテーストを探してみるのも良いでしょう。
④ホットウイスキーカウ
アルコールの作用とウイスキーの温かさで
体の芯まで温まるので寒い日にはオススメです。
料理にも合うので、
食事と一緒に飲んでも良いでしょう。
4.美味しいウイスキーの割り方
ウイスキーの割り方には「黄金比」があります。
・水割りの黄金比
ウイスキー1:水2(2.5)
・ハイボールの黄金比
ウイスキー1:ソーダ3(4)
・ジュース割りの黄金比
ウイスキー1:ジュース4
上記は美味しい割り方と言われていますが、
味の好みなど
個人差があるので
自分に合った黄金比を見つけるのも楽しいものですよ。
5.オススメの飲み方
オススメの飲み方は「ハイボール」と「アイリッシュコーヒー」です。
・ハイボール
季節に関係なく飲むことが出来、
家飲みでも手軽にできます。
ソーダの量を調整すれば、
アルコール度数も調整できるので、
気分によって調整できるのが魅力です。
・アイリッシュコーヒー
コーヒー好きな方は、ウイスキーの種類だけでなく、
コーヒーの種類を変えることで
様々な味わいや香りを楽しむことが出来ます。
また、砂糖などを加えて
少し甘くしても違う味わいが楽しめます。
ウイスキーは自分でアレンジして飲むことが出来るので、
色々と試してみるのも面白いものですよ。
ウイスキーの銘柄と選び方
ウイスキーには様々な銘柄があります。
どうやって選べばいいのでしょうか。
ここでは、ウイスキーのおすすめランキングと選び方について紹介します。
1.おすすめランキング3選
①初心者向けウイスキーおすすめ
順位 |
銘柄 |
メーカー |
解説 |
1位 |
カナディアンクラブ |
サントリー サントリーウイスキー |
スッキリとした味わいで飲みやすい美味しいウイスキーです。
癖が少なくハイボールと相性がいい銘柄です。 |
2位 |
メーカーズマーク |
サントリー |
トウモロコシと冬小麦を原料としたウイスキーです。まろやかな風味と口当たりがよいウイスキーです。 |
3位 |
カティサーク オリジナル |
カティサーク |
軽い口当たりで飲みやすさが特徴です。英国の「カティサーク号」にちなんだ山吹色のラベルで、インテリアにも合うお洒落なボトルがポイントです。 |
②価格の安いウイスキーおすすめ
順位 |
銘柄 |
メーカー |
価格 |
解説 |
1位 |
ホワイトラベル |
デュワーズ |
1,100円~ (700ml) |
ハイボールによく合う、華やかな香りと滑らかな味わいが特徴です。 |
2位 |
角瓶 (角ウイスキー) |
サントリー |
1,400円~ (700ml) |
重厚なコクとほのかな甘い香りを有し、ハイボールによく合うドライな後口に仕上がっています。 |
3位 |
ブラックニッカ クリア |
ニッカ ウイスキー |
1500円~ (700ml) |
スッキリとした後味に仕上げています。柔らかな甘さも備えており、軽快な味わいが楽しめます。 |
※価格はインターネットでの流通価格です。商品によって変動があります。
③高級なウイスキーおすすめ
順位 |
銘柄 |
メーカー |
価格 |
解説 |
1位 |
山崎12年 |
サントリー |
27,000円~ (700ml) |
12年以上熟成させた原酒で多彩な香りと味わいを備えています。また、熟したフルーツやバニラの様な濃厚さがあります。 |
2位 |
響 |
サントリー |
17,000円~ (700ml) |
熟成した樽の香りとほのかなローズマリー、ライチのような華やかな香りを楽しめます。 |
3位 |
シェリーオーク |
ザ・ マッカラン |
14,000円~ (700ml) |
ドライフルーツやシェリーを彷彿とさせるフルーティさを堪能できます。更に、スパイス感やウッドスモークのような余韻もあり、複雑でバランスの良い風味に仕上がっています。 |
※価格はインターネットでの流通価格です。商品によって変動があります。
2.ウイスキーの選び方
①ウイスキーの色
ウイスキーの色は樽の性質を反映していますが、
美味しいウイスキー、まずいウイスキーを決めるものではありません。
琥珀色が一般的で、
安いウイスキーなどは着色料が使用していることがあります。
色の多くは樽の色が付きます。
最初の一杯は色が薄すぎないものを選ぶのが無難です。
②ウイスキーの香り
ウイスキーの香りは、
樽の成分が反映されるため
一般的には「甘い香り」がします。
ウイスキーの産地や製法で他の香りがついていきます。
海の近くで作られたものは
「磯の香」がします。
バーボンウイスキーの場合は
独特な香ばしさを感じられるほか強い甘味があります。
ピートの香りには好き嫌いが分かれるので、
最初はピートのすくないものか入っていないものを選びましょう。
③ウイスキーの味
基本的にウイスキーは甘い味がします。
場合によっては
苦い味や塩辛いものがあります。
強いお酒が苦手という方は、
あえて値段が高いウイスキーから試してみましょう。
④年数や価格
ウイスキーの価格は原酒の希少価値や熟成年数で決まります。
美味しいウイスキーを楽しみたい時は、
熟成年数が高めで手頃な価格の物がよいでしょう。
目安は、
「バーボンは8年」「スコッチや国産の物は12年」です。
価格で言えば2,000円~5,000円程度です。
価格が高いからと言って
美味しいわけではないので注意しましょう。
⑤ボトルのデザイン
ウイスキーの選ぶポイントは、
ボトルデザインで選ぶことがあります。
ウイスキーのボトルは銘柄によって
ユニークな形状や長いもの、
どっしりしているものなど様々です。
プレゼントをする場合は
見た目のデザインで選ぶことが多いようです。
よくある質問
ここでは、よくある質問を紹介します。
①ウイスキーの一番おいしい飲み方は?ウイスキーの一番美味しい飲み方は?
【回答】
ウイスキーを美味しく飲むには「ストレート」という方が多いです。
ストレートで飲むと、
ウイスキー本来の味や香りを楽しむことが出来るのが多いな理由とされています。
ウィスキーの美味しい飲み方には個人差があります。
②ウイスキー凛の美味しい飲み方は?
【回答】
ウイスキーの凛は、
口当たりがまろやかで余韻が短めでさっぱりしています。
美味しい飲み方は「ストレート」です。
水や炭酸水で割ると味が薄くなってしまい、
人によっては
「美味しくないウイスキー」となってしまいます。
なので「ストレート」で飲むことをオススメします。
③ウイスキーは何で割ったら美味しいの?ウイスキーのうまい飲み方は?
【回答】
ウイスキーは、炭酸水で割る
「ハイボール」が美味しいという方が多いです。
炭酸水にレモンやライムなどを
少量入れても美味しいです。
この他にも
「コーラ」「ジンジャエール」「レモンソーダ」で割りの見方も人気があります。
まとめ
今回は、ウイスキーの美味しい飲み方、おすすめの飲み方などを紹介しました。
ウイスキーは、先程紹介したように
様々な割り方で楽しむことが出来ます。
また、美味しいウイスキーの飲み方や女性向けの飲み方なども紹介したので、
ウィスキーの味方にこちらも参考にしてみて下さい。
ウイスキーは産地や銘柄などでも味や香りが違います。
色々なウイスキーを飲んで
自分に合ったウイスキーや飲み方を見つけるのも楽しいものですよ。