学生のお子さんを持つ親にとって、一大イベント家庭訪問。
普段掃除が苦手で…などの汚い家という意識があるご家庭は、
前夜ばたばたと準備しているのでは?
家庭訪問で聞くことって?幼稚園の場合なら?
まずは聞かれる質問が気になるところだろう。
話始めに多いのは家族構成の確認。
ご家族は何人ですか?ご兄弟は?のような質問から入ることが多い。
あとは家に帰ってからの子供の過ごし方。
学校では見えない部分のため、こちらもよく質問される。
帰ってからの勉強の進み具合や、
学校であったことについて何か話をしていたか、
などもゆっくり話が聞ける絶好のチャンスのため
聞かれることもあるだろう。
小学校・中学校ではもはや恒例行事だが、
幼稚園でも家庭訪問があるところがある。
小学校との違いは、家庭環境を見るという目的が
大きくある部分だ。
開催の時期は4月下旬~5月が基本的。
子供のいる環境を肌で感じることに重きを置いている。
子供がまだ小さいこともあり、ママからすると心配する点が
いくつかあるだろう。
家庭訪問が幼稚園の場合、聞くことをまとめておく方が良いだろう。
聞かれる内容は、
幼稚園を楽しんでいるか、悩みや心配事は言っていないか、
仲良くなった友達の話などが基本的だ。
小学校からの家庭訪問は、大きな題材に成績というものができるが、
幼稚園の場合は子供の思いや育っている環境についての
コミュニケーションの部分をじっくり話すことができる。
家庭訪問の目的… (行政)保健師の場合
行政保険師というのは、市町村の管轄になる地方公務員。
福祉課で働く保険師の仕事のひとつに、
先生とは違った家庭訪問の形がある。
その家庭訪問の意義は保険師の場合だと
何があるか疑問に思うところだと思うが、
児童がいる家庭訪問の目的には、
健康管理の確認をしながら、虐待や育児放棄によるトラブルを
未然に防ぐという目的がある。
家庭訪問がある場合、
子供を虐待しているという情報を得た際などに
まずは家庭に家庭訪問のおしらせという文書が届く。
家庭訪問のおしらせの文書は内定者、
もしくは届いたことがある人のみわかるものだと思うが、
強要はできないとされている。
想像できると思うが、
保健師がくるとなると虐待をしている家庭なら
そうすぐには対応してくれない家庭も少なくない。
保健師もなかなか骨が折れる仕事だろうと思う。
行政保健師が家庭訪問をするのは児童のいる家庭のみではなく、
老人のいる家庭も、孤独死などを防ぐため
健康状態の確認などを行っている。
これが保健師が家庭訪問をする2つめの理由だ。
家庭訪問の服装、先生はどんな感じ?保育士さんなら?
家庭訪問の先生の服装といえば、スーツ姿が基本的。
女性の場合でもスーツが安定だが、
男性に比べ幅広く、私服OKの学校もある。
互いに同じなのは、派手でないことが絶対条件で
どの世代が見ても落ち着いていて清潔感のある服装。
簡単に言ってしまうと「地味」でないといけない。
保育士さんの服装はというと、
園によってはジーンズにカットソーなどの格好や、
普段のエプロン姿から、エプロンだけとったような普段着など
様々あるようだ。スーツのところも少なくないが、
小学校以上の家庭訪問に比べるとラフな場合もある。
両方に言えるマナーは、
ずけずけ入って先にソファーに座るなどといった
常識的なことや、靴を揃えて入るといったこと。
家庭訪問のタブーといえば、女性であればメイク。
濃いメイクは保護者にとっては
「この先生で本当に大丈夫かしら…」と心配になる要素だ。
この時期は、訪問される側も準備など大変ではあるが、
先生側も1日に何件も決まった時間で周らないといけないため、
この時期はくたくたになる。
向かい入れる際には、
お茶菓子などの配慮も考える部分かもしれないが、
先生がリラックスして話せるように
話を途中で止めなければいけない状態にしないこと、
話し込みすぎないようにするなどの配慮こそが
1番のおもてなしではないだろうか。
家庭訪問の服装…子供が幼稚園なら?お菓子は手作りでもいい?幼稚園の先生と会う前に
保護者の立場での服装なら、私服でOKなのだが、
完全に部屋着のような、いわゆるヨレヨレな服は避けたほうが良い。
主婦の方でいうスーパーに買い物にいく程度のラフな
普段着が好ましいとされる。
子供が幼稚園の場合も、幼稚園に行くときの服装のような
イメージで十分だろう。
お茶菓子については、手作りのお菓子を出すのも良いが、
基本的に短い時間内では食べられないということが多く
持ち帰れるように準備しておくと良い。
ただ夏場の家庭訪問の際には食中毒などの危険もあるため、
冷蔵保存しなくてはいけないものは
やめておくのをオススメする。
家庭訪問の幼稚園の先生と会う前に、
準備しておかなくてはいけないものは、
まずは部屋の整理整頓。来てすぐ話ができるようにお茶の用意。
理想的なのは持ち帰りのできるお茶菓子。
家庭訪問を幼稚園の先生でも玄関で行う場合は、
腰かけられるような座布団などを用意。
家庭訪問の際のお茶は幼稚園の先生も、
小学校の先生たちと同じと思って良い。
各家でお茶を出される先生を気遣う
「各家で出されてるでしょうから、残しても結構ですよ」など
気遣いの一言があれば尚良い。
また、幼稚園の子供をもつ家庭の場合、
稀ではあるが、子供が家庭訪問中にお漏らしをしてしまった
といった話も聞いたことがある。
もちろん話は途中で止まってしまうため、
時間が延びて先生に迷惑をかけてしまう…。
そんなことがないように、ものの10分~20分でも
先にトイレには行かせておく方が賢明だろう。
家庭訪問のイラスト、フリーでかわいいのは?動画も紹介
家庭訪問を受ける家庭側も大変だが、
家庭訪問となるとプリント作成だったり
先生たちも大変な思いをして迎えている。
作成する際にイラストを探しているあなたに、
おすすめは家庭訪問用の素材も多くある
「いらすとや」フリーで使える。
実際に学校で使われているような、
お勉強シーン・挨拶する子供・教える教師など
キーワードを入れるとすぐヒットする。
たくさんのフリーサイトがあるが、
その中でも使い勝手がよく種類が豊富。
商用OKなため、家庭訪問のプリントに限らずに
デザイナーなども多く使っていて、
街で見かけるイラストもある。
選ぶときのポイントは、
親しみやすい万人受けするイラストを探すとよいだろう。
他にも、家庭訪問用のイラストは白黒印刷になるため
その点注意して、くっきりと縁取りされたイラストが良いだろう。
無料素材があるサイトは他にもたくさんあるのだが、
まずは先ほど紹介したサイトも含めご紹介。
・いらすとや【https://www.irasutoya.com/】
・イラストAC【https://www.ac-illust.com】
イラストACもフリーで使える万能サイト。
姉妹サイトでは写真ACという写真も無料で使えるサイトもある。
いらすとやに比べ、15秒の待ち時間があるために
ストレスフリーではないが…種類は豊富だ。
家庭訪問のあるあるが載っている動画もあったので
紹介しておく。
【https://www.youtube.com/watch?v=x26Et-iqYC8】
まとめ
今後なくなっていくと言われている家庭訪問だが、
見えないわが子の考え・状態・環境などを知る貴重な時間。
大きくなるにつれ帰宅後、
たわいもない会話をする時間より学校での時間が長くなり、
知らない一面も必然と増えていってしまうものだ。
そう考えると親としては、
なんだか切ないような気持ちにもなるのだろうが…
誰しも通ってきた大人になっていくための
成長の一環なのだと思う。
家庭訪問のためにお茶菓子を準備したり、
掃除したり、服装を考えたりと
先生を「お出迎え」することも確かに必要ではあるのだが、
それよりも大切なことと言えば、
気になることをまとめ、
あらかじめ質問を決めておくということ。
先生は1日に何件もの家庭を周るため、
時間にはシビアに長くとも20分を
こちらとしても気にしておくのがマナー。
汚い家の場合でも、
室内を綺麗に見せることより重視すべきは、
子供のことを知る時間ということを忘れてはいけない。
限られた時間を有意義に。充実したものにするべきだ。