角膜の傷は、傷が出来ただけであれば多くの場合、
2~3日で痛みや出血が無くなり自然に治ります。
角膜に傷がつくと
様々な目のトラブルを引き起こす可能性があります。
角膜に傷があっても
症状があるとは限りません。
自覚症状がある場合は
早めに眼科を受診するようにしましょう。
そこで今回は
・角膜に傷がつく原因と予防法
・治療法とその期間
・角膜の傷についてよくある質問
など角膜に傷がついた時の原因や治療法などを紹介します。
角膜に傷がつく原因と予防法
<原因>
・目に入ったゴミ
・逆さまつげ
・コンタクトレンズの不適切な使用
などの原因で
角膜を傷つけてしまいます。
特にコンタクトレンズを装着していると
レンズが角膜の傷とまぶたが触れるのを防ぐ為、
痛みを感じにくく、
自覚症状がないまま
悪化させてしまう場合があります。
<症状>
・ゴロゴロするような違和感
・目の充血
・視界がぼやける
・視力の低下
などが症状としてあります。
チェックしてみて下さい。
<角膜感染症>(角膜炎)
角膜の傷を放置すると
角膜感染症になる恐れがあります。
細菌などの微生物が目に入った時、
角膜の小さな傷から
微生物が侵入し
角膜感染症が起きる場合があります。
特にコンタクトレンズをしている場合は、
レンズを介して
目の中に微生物などは入ることがあります。
最悪の場合は
失明する可能性があるので注意が必要です。
<予防方法>
角膜炎になると感染した病原体の種類によっては
病状の進行が早く、
失明する可能性のある病気です。
病原菌を取り除いても
角膜に濁りが残って角膜移植が必要となる場合があります。
普段とは違う
目の痛みや充血など
異常を感じたら
早めに眼科に行くことが大切です。
コンタクトレンズの使用は
特に気を付ける必要があります。
・乱暴な取り扱い
・不潔な環境での取り扱い
これらに気を付ければ
目に細菌やゴミが入ることなく
角膜に傷が入るリスクがかなり少なくなります。
治療法とその期間
<治療法>
程度が軽いと
基本的には抗菌薬の目薬が処方されます。
毎日の点眼で回復すると言われます。
角膜の傷が治らない場合は
悪化して角膜が変形したり
濁ったりし、
良好な視力が得られません。
こうなると
角膜移植などの手術が必要になります。
<治る期間>
程度が軽い極小の場合は
2~3日で自然に治ることが多いです。
悪化した場合、
白内障や緑内障などになる場合があります。
この時の手術時間は
約1時間で1週間程度の
入院で退院できます。
その後、
術後の経過の診察などで
約1か月もすれば
完治すると言われます。
<白目の傷どのくらいで治る>
白目に傷がある場合症状としては
充血することがほとんどです。
程度にもよりますが
眼科では最初に目薬で点眼という処置をします。
軽い症状なら2~3日程度で赤みが
引いてきます。
痛みが伴う場合は
目の表面や中の炎症が見られるなど
深刻な物が多くなります。
こうなると
治療や完治に
時間が掛かります。
角膜の傷に関することは
知恵袋などにもありますが
やはり早めに眼科で見てもらいましょう。
角膜の傷についてよくある質問
ここではよくある角膜の質問を紹介します。
・角膜の傷はどのくらいの程度なら自然治癒するの?
ちょっと手で触った程度なら2日程度で治ります。
・角膜の傷は治らないの?
角膜は5層に分かれていて
空気に触れる一番外側の層を
「角膜上皮」といいます。
この上皮だけの
軽い傷なら
2日程度で自然に治りますが
傷が深いと治りにくいです。
・角膜に傷がついたらどのくらい痛いのか?
個人差がありますが、
瞬きする時などは
チクッとした痛みがあるようです。
まとめ
角膜の傷は、傷が出来ただけであれば多くの場合、
2~3日で痛みや出血が無くなり自然に治ります。
角膜に傷がつく主な原因は
コンタクトレンズの取り扱いです。
これにより
目に傷が入ることが多いと言われています。
症状としては充血したり
目がぼやけたりなどあります。
いつもと違う異常を感じたら
早めに眼科で診察してもらいましょう。
今回お伝えした「角膜に傷がつく原因と予防法」や
「角膜の傷についてよくある質問」
を参考にして下さい。
そうすれば傷がついた時に
早めの処置などが出来ます。
目に違和感やいつもと違う異常を感じたら
早めに眼科に行くようにしましょう。
悪化してからでは手遅れとなります。