スーツにも衣替えがあるのは知っていても、
その時期とタイミングが、微妙に分からない人が多いんですよね。
秋が終わるにも関わらず、
夏物のスーツを着て浮いてしまう…
なんて事はありませんか?
身だしなみを整える事は、
ビジネスマンとしてのマナーです。
ただ最近ではクールビズも定着し、
夏の猛暑で上着を着るべきなのかどうかも、
迷ってしまう所です。
しかし、気温が高い場合でも、
ビジネスシーンにおいては、
上着を着るべきタイミングもあります。
社会人として恥をかかない為にも、
スーツの衣替えの基礎知識を知っておきましょう。
スーツの衣替えはいつの時期が一般的?春夏(6月)や秋の場合。気温で決めたらマナー違反にも
そもそも衣替えの時期を知っていますか?
衣替えは、季節の変化に合わせて、
衣服を替える事を言います。
また、その為に衣服の収納場所を変更する事を意味します。
衣替えによって、体感気温も変わりますので、
快適に過ごす目的があります。
学生の制服なんかでしたら、
6月1日と10月1日に、
それぞれ衣替えをしていましたね。
それに合わせて、春物用、夏物用の制服に
衣替えをしていました。
スーツにも春用、夏用、盛夏用、秋冬物用、
オールシーズン用や3シーズン用のスーツがあったりと、
色々なバリエーションがあります。
では、スーツの衣替えのタイミングは、
いつが良いのでしょうか。
ざっくり言えば、
気温が夏用スーツでは24℃を超えてから、
冬物なら16℃を下回った場合が目安とされています。
春先に最高気温が16℃以上になるのは4月なので、
この頃に衣替えをするのがお勧めです。
そして少し悩むのが夏場です。
最近はクールビズで上着を着ていない人がほとんどです。
最高気温も35℃付近となると、
外で上着なんか着ていられません。
ただし、お仕事のお得意先や公の場では、
上着を着用するのがマナーです。
真夏の冠婚葬祭でも、上着を着る事がマナー
とされていますので、注意しましょう。
また、冬の場合でも、
真冬に夏用スーツを着ていると浮いてしまいます。
夏用、冬用スーツで生地が異なりますので、
見る人がみれば、すぐにわかってしまいます。
そこで服装に気を使っているか、注意しているかで、
相手からの見られ方が変わってしまいます。
このような事で相手からの評価が下がってしまっては、
もったいない事です。
ビジネスシーンで恥をかかない為にも、
スーツの衣替えの基礎知識を押さえておきたいところです。
スーツを衣替えしたらすぐ保管はダメ!このタイミングで収納前にすべきこととは?
スーツの衣替えをして、
そのままクローゼットへ収納してしまってはいませんか?
スーツには、目に見えない汗、汚れが沢山ついています。
しっかりとお手入れをして、
次のシーズンにまた気持ちよく着たいですよね。
では、収納する前に、
どのような事をしておけば良いのでしょうか。
まずは、クリーニングをしましょう。
その際、ちゃんとポケットの中身に物が入っていないか、
確認しましょう。
クリーニングから帰ってきたスーツは、
クリーニング店のハンガーに掛けられて、
ビニール袋が掛かっているでしょう。
そのビニール袋を外します。
ビニール袋から外さないと、
ビニール袋の内側に湿気がこもり、
カビやシミの原因になってしまう事があります。
また掛けるハンガーはシワや型崩れ防止の為に、
肩のライン似合う肉厚で、
丸みのあるものを選ぶのがポイントです。
さらに肩先が前方にやわらかく、
カーブしているものを選ぶと良いでしょう。
スラックスは、ハンガーに掛けるとシワが付いてしまうので、
裾から挟んで吊るすタイプのものを選べば、
重みでシワが伸びます。
そして、室内の風通しの良い場所に、
半日ほど陰干しをして湿気を飛ばします。
そして、陰干しをした後は、
不織布(ふしょくふ)をかぶせます。
不織布は、埃やチリからスーツを守ってくれて、
空気を通してくれます。
クローゼットに収納する際は、
他の衣類と最低でも2cmは空けて掛けるようにすれば
通気性が良くなります。
出し入れする時に生地がこすれて
痛むこともありません。
クローゼットには、防虫剤や除湿剤を置いておき、
保管中も数ヶ月に1度は陰干しをして、
湿気を飛ばしてあげるとベストです。
まとめ
●夏用スーツでは25℃以上、
冬物スーツでは15℃以下が衣替えの目安
●お得意先や公の場、冠婚葬祭の場では、
上着を着用するのがマナー
●クローゼットへ正しい方法で保管しましょう。
自分の恥ずかしい体験談をもとに、
スーツの衣替えの時期や保管方法をご説明してきました。
これらを知識として持っておく事、
そして実践する事で、
一歩上のビジネスマンを目指しましょう。